■概要
演劇、音楽、放送の音響を創造する芸術家と、劇場や文化ホールなどの演出空間を設計する技術者の交流、音響に関する諸問題の調査・研究を行う団体として1977年に設立。2003年4月に有限責任中間法人(非営利法人)に組織変更。2008年12月からは、一般社団法人になりました。
プロの音響技術者の養成と資格認定、各種セミナーの開催、報酬基準の設定、仕込図記号の考案、雑誌や教科書の出版などを行っています。
個人会員だけで組織され、すべて会員の手で運営している非営利団体です。
■会員構成
劇場またはホールの音響技術者、演劇または音楽の音響デザイナーと音響オペレータ、放送の音声技術者、レコーディングエンジニア、劇場やホールの音響設計技術者、音響機器の設計・製造技術者、劇場やホールの建築音響家。
■事業内容
◎音響家技能認定講座と音響技術者能力検定
音響家技能認定講座は1990年に開講し、能力検定は1997年に開始しました。
この講座は、クリエイティブコース、ベーシックコース、ビギナーズコース、サウンドシステムチューナ(登録商標)コースがあります。
検定には、1級音響技術者、2球音響技術者、3級音響技術者、1級サウンドシステムチューナ、2級サウンドシステムチューナがあります。
◎技能伝承シリーズ
その道の奥義を極めた匠の技能を次世代に伝承するためのセミナーを開催。ジャズ、オペラ、演劇、邦楽などについて、先輩の技を次世代に伝えるために実施している勉強会です。
◎日本音響家協会賞 SEAS Award
日本音響家協会賞は、音響芸術家と音響技術者を対象として創設されたもので、音響の分野において独創的・飛躍的な成果をあげ音響分野の進歩に大きく寄与し、それによって音響家の繁栄に著しく貢献した者に贈られます。
この賞は、原則として個人を対象とし、毎年贈られます。
受賞者には賞牌と副賞を授与します。
◎優良ホール100選
日本音響家協会は日本劇場技術者連盟と共同で、優良なホールを100選んで称賛することにしています。
優秀なスタッフのいる公共ホールを称え、公表することで、やがては全国の公共ホールが一般市民から愛されるようになることを願って実施している制度です。
◎出版委員会
・雑誌「SOUND Art & Technologies」を発行
・実用書「プロ音響データブック」を編纂
■支部
北海道支部・東日本支部・北陸支部・中部支部・西日本支部
■本部所在地
〒183-0034 東京都府中市住吉町2-18-1-412