日本音響家協会は1977年に任意団体として設立され、2003年4月1日から「有限責任中間法人日本音響家協会」として活動して参りました。
私たちは、自由闊達な事業活動を遂行するため、制約が少なく独自の考え方で自主的な運営ができる共益・非営利の中間法人を選択しました。
21世紀を迎え、長年に亘って省庁や地方自治体など行政の補完的な活動をしてきた公益法人が、国民の主権在民意識の高揚の中、制度的にも従来の運営方法では行き詰まりを来たし、業界の健全な発展を阻害していることが昨今の行政改革論議の中で明らかとなり、早急な体質改善を迫られて居ります。
とりわけ、芸術文化の分野においては経済的な基盤において風雲急を告げております。
日本音響家協会はこのような社会背景を踏まえ、利益誘導・談合・補助金受け皿的な組織に陥ることなく、芸術文化の振興発展を基点とし、社会的に自立した独自の活動を展開してます。
私たちは、単に一業界のためだけではなく、「芸術創造」を通じて日本社会の根源的な利益のため、次のような方針で積極的に活動いたします。
なお、法の改正により2008年12月1日から、「中間法人」は「一般社団法人」に移行されました。
◇ 中央志向ではなく地域の特徴を活かした事業
◇ 運営はボランティア
◇ 子供たちや市民団体の芸術創造活動を支援
◇ 全国のプロの音響家たちの技能とステータスの向上
◇ 音響家の著作権の確立と管理
日本音響家協会は、設立以来、すべての事業運営を会員の篤志によって行う方針を貫いています。
このような形で協会の運営に参加することで企画力や制作力を学んでいただきます。
また、会員の自立心を高めるために、団体会員と会社ぐるみの参加ではなく、あくまでも個人の意思で参加した会員だけで構成しています。
日本音響家協会の運営は会員の会費だけで賄っているので、どこからも制約を受けることなく、自由闊達な活動を行うことができます。
この方針を全うするために、事務所と事務員は設けずにITを駆使し、理事会、委員会、会員管理、雑誌編集、座談会、告知、広報などをネットで行って、大切な会費を無駄なく運用しています。