1977年1月
機関誌「プロフェッショナル サウンド」No.7
より高く より大きく
輝かしき1977年を迎え、心より新年のご挨拶を申し上げます。
この年頭にあたり、会員諸兄に新たなる決意と喜びをもって、申し上げるお知らせがあります。
このたび、舞台音響技術向上会は「日本音響家協会」と改名することになりました。
向上会が発足して瞬く間に一年が経過しました。この間、私たちはいろいろな分野の音響家たちと手をつなぎ、舞台音響の技術向上に努力して参りました。
技術向上から生活向上まで、多岐にわたる活動について、あらゆる音響家が自由に闊達に話し合える会に発展させるため、去る1976年11月の総会の決議に基づいて種々検討を重ねて参りました。そして11月総会を欠席した会員の賛同も得て、また中部地区支部結成を機に同地区支部準備委員からの強い要望に応えて、来る1977年2月1日より「日本音響家協会」と改名する運びとなりました。今後,新たに増員をみた新運営委員会において,改名に伴なう規約の補則、組織の構成等の案を作成し、4月予定の総会で審議いたしたいと思っております。会員各位のご理解と多大なご協力をお願い致します。
私たち運営委員は初志を忘れず、そして新たな目標に向って有意義な協会にすべく努力いたします。会員の皆様にも新協会を十分にご活用いただき益々発展されることを、そして音響界が高く大きく向上することを切望いたします。
運営委員一同
神谷 登(館林文化会館)
栗原 信義(NHK)
高橋 仁(中野サンプラザ)
田嶋 光義(御園座)
辻 享二(ショウ・ビス・スタジオ)
野田 幸一(新宿コマ劇場)
本 輝夫(金沢観光会館)
八板賢二郎(国立劇場)
吉田 卓司(パシフィックアートセンター)